今回は、この入門シリーズで製作するために使用する電子部品を説明します。
本シリーズ記事の内容を改訂して、基礎編、応用編、実践編として以下のリンクに公開しています。以下のシリーズはさらにいろいろなPICマイコンの機能をご紹介しています!
PICマイコン電子工作入門 〜基礎編〜
PICマイコン電子工作入門 〜応用編〜
PICマイコン電子工作入門 〜実践編〜
目次
回路組み立てに必要な部品
前回の道具類の説明に続き、回路の組み立てに必要な電子部品類を説明します。各部品画像の下に参考購入先のリンクをつけておきましたので参考にしてみてください。
- ブレッドボード 250円程度 (秋月電子通商)
このブレッドボードに電子部品を挿して回路を組みます。このブレッドボードは中身がどのようになっていて、どう使うかは後ほどの記事で詳しく説明します。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00315/ - PIC12F683-I/P 100円程度 (秋月電子通商)
これがPICマイコンです。このマイコンにビルドしたプログラムを書き込むことになります。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00801/ - 発光ダイオード(LED) 10個入り150円程度 (秋月電子通商)
電流を流すと発光します。発光ダイオードは普通の電球と異なり、そのまま電池につなぐことはできませんので注意が必要です。発光ダイオードの使い方も後ほどの記事で詳しく説明します。好きな色を購入します。
白: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01170/
黄: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-05224/
緑: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03486/
赤: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01318/ - 抵抗 100本入り100円 x 2 = 200円程度 (秋月電子通商)
330オームと10kオームの2種類を用意します。それぞれの用途は製作の時に詳しく説明します。1本単位でも購入できますが、バラ購入の場合1本5円〜10円しますので、まとめて購入します。100本入りはその下の画像のような感じです。
330オーム: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-25331/
10kオーム: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-25103/ - コンデンサ 10個入り 100円程度 (秋月電子通商)
0.1マイクロファラッドのセラミックコンデンサを用意します。この用途についても製作の時に詳しく説明します。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00090/ - タクトスイッチ 10円程度 (秋月電子通商)
基本回路となる点滅回路ができたら、それにスイッチを追加して発光ダイオードの点滅の開始できるようにします。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03648/ - ピンヘッダ 40円程度 (秋月電子通商)
プログラムをPICマイコンに書き込むとき、PICKit3というツールを使いますが、PICKit3の書き込み信号を回路につなぐために使用します。6ピン使用しますので、この40ピンのものを折って使います。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-00167/ - 電池ボックス 100円程度 (秋月電子通商)
3本用か4本用の電池ボックスを購入します。今回の回路は単三電池で動作させますが、用意する電池によって購入する電池ボックスが変わってきます。使い捨ての電池と、充電可能な電池で異なります。使い捨ての電池の場合は3本用を購入してください。充電可能な電池を使用する場合は4本用を購入します。
実は同じ単三電池でも、使い捨ての電池と充電可能な電池では電圧は違うんです。普通の電池は1.5V、充電可能な電池は1.2Vとなっています。今回の回路は約5Vで動作させますので、普通の電池でしたら、1.5V x 3本 = 4.5V、充電可能な電池でしたら、1.2V x 4本 = 4.8Vとなります。1.5V電池で4本つなげると6Vとなり、PICマイコンが壊れる可能性もありますので注意しましょう。
3本用: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-02666/
4本用: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00311/ - ブザー 150円程度 (秋月電子通商)
ブザーを購入する際、注意点があります。ブザーには電池をつなげるだけで鳴るものと、鳴らすための回路が必要なブザーがあります。商品名としては「電子ブザー」というものが電池をつなげるだけで鳴るものになっていますので「電子ブザー」を購入します。なお、前回のエントリで紹介した動画で使用したブザーは、「メカニカルブザー」というものです。バスなどに使用されていて、ちょっと古風な音がします。
電子ブザー: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03958/
メカニカルブザー: https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-00160/ - 電池 108円 (100円ショップ)
使い捨ての電池の場合は100円ショップで十分です。充電池をお持ちの場合はそのまま使いましょう。先ほど説明した購入する電池ボックスに注意してください。 - ブレッドボード配線用電線 500円 (千石電子通商)
ブレッドボードでは、電子部品を挿して回路を組み立てますが、電子部品同士を接続するために配線用電線が必要となります。単線の0.5mmか0.65mmを購入します。ここで紹介する例は0.65mmを使用しています。(なお単線とは別に「より線」というものがありますので購入する際ご注意ください)
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-003J
以上が必要な電子部品です。合計で1,600円ぐらいですかね。
プログラムをPICマイコンに書き込むための道具
Mac上のMPLABXで作ったプログラムは、PICマイコン用に変換(ビルドと呼びます)したあと、PICマイコンに書き込む必要がありますが、ブログラムを書き込むためにPICKit3というツールを使います。
今回購入するものの中で一番高いツールですね。1度購入しておけば、他のPICマイコンで何か作るときにも使えますし、デバッグをしたりすることもできます。
プログラムを作るために必要な道具
PICマイコンのプログラムを開発するには、MPLABXというものが必要となりますが、これは無償で提供されています。この後の記事で詳しく説明します。
秋葉原に買いに行く?
前回説明した工具と合わせると、合計はだいたい8,000円になりました。
ところで、電子部品の購入で通販を利用される場合、2店舗利用しますので、送料は約1000円かかります。秋葉原までの往復交通費がこれよりも安く、時間がとれるようでしたら一度秋葉原に買い出しにいくのもよいと思いますよ。秋葉原にいったら、部品屋さんもいろいろとあるのでいろいろと見て回ると楽しいですよ。
それでは次回から主要な部品の使い方を詳しく説明します。
更新履歴
日付 | 内容 |
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2015.9.19 | 新規投稿 |
2018.12.3 | 新シリーズ記事紹介追加 |
2020.1.18 | 赤色LEDの商品リンク更新 |