今回は、この入門シリーズで製作するために使用する道具と部品を説明します。
本シリーズ記事の内容を改訂して、基礎編、応用編、実践編として以下のリンクに公開しています。以下のシリーズはさらにいろいろなPICマイコンの機能をご紹介しています!
PICマイコン電子工作入門 〜基礎編〜
PICマイコン電子工作入門 〜応用編〜
PICマイコン電子工作入門 〜実践編〜
目次
製作の流れ
道具と部品を説明する前に、どのように製作を進めるのかつかんでおきたいと思います。進め方は、こんな感じになります。
- 回路を組み立てて、
回路を組み立てるための工具と電子部品類が必要になります。 - マイコンを動作させるプログラムを作って、
MPLABXというPICマイコンプログラムの開発ソフトが必要になります。MPLABXでプログラムを作成します。 - 組み立てた回路にプログラムを書き込んで、
書き込むにはPICKit3というツールが必要になります。PICマイコンに作成したプログラムをPICKit3を使って書き込みます。 - 動作させてみる
ここまでの手順で動作させてみることができます。一発でうごきますように! - 動かなかったら1〜4を繰り返す
いわゆるデバッグです。
手順はこのようになりますが、環境を図解すると以下のようになります。
回路組み立てに必要な道具
必要な道具と部品はちょっと多くなりますで、2回に分けて説明します。また、電子部品の説明では、参考価格の他に実際の製品購入ページのリンク紹介しますので、購入の際、参考にしてみてください。
まず、組み立てには工具類が必要になりますので、これらを説明します。必要な工具は、すでにお持ちかもしれませんので、まずは手持ちがないか確認しましょう。以下、括弧内は参考購入先です。
- ピンセット 108円 (100円ショップ)
電子部品をつまんだり、細かいところを配線したりするときにあると便利です。ピンセットはある程度つまめればよく、100円ショップで購入しても問題ないと思います。
- ラジオペンチ 108円 (100円ショップ)
ラジオペンチもそれほど精度はいりませんので、これも100円ショップで問題ないと思います。私がいつも使っているラジオペンチも100円ショップで購入したものですが、特に不都合はあまりせん。(高いモノを使ったことないから、いいラジオペンチの良さを知らないだけかも…)
- ニッパー 700円〜800円 (amazonやホームセンター)
ニッパーも100円ショップで売っていますが、あまりお勧めできません。刃のかみ合わせによって切れ方が変わってきます。高価なものは必要ありませんが、700〜800円ぐらいのものを購入するとよいと思います。amazonや近くにあればホームセンターで探せば、700円〜800円程度でも品質のよいものがあります。そのくらいものを買えば、長く使えますし、ワイヤなどがサクッと切れます。そういう自分は100円ショップのニッパーを使っているのですが、ワイヤを切るとき、切る、というよりはつぶしている感じがします。ニッパーに関してはちょっといいものを購入されることをお勧めします。
- ワイヤストリッパ 1,500円程度 (amazonやホームセンター)
配線をする際に使用する電線の被覆(ビニルカバー)を取るための道具です。こちらもamazonでいろいろな種類が売られています。あまり高いものは必要ありませんので、1,500円ぐらいのものを目安に購入されるとよいと思います。慣れればニッパーでも被覆を取ることができますが、ワイヤストリッパはあった方が短時間で失敗なく作業できます。
ということで組み立てに必要な道具の予算は、だいたい2,500円ぐらいとなります。
次回は残りの電子部品類を説明します。
更新履歴
日付 | 内容 |
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2015.9.19 | 新規投稿 |
2018.12.3 | 新シリーズ記事紹介追加 |