PICマイコン入門(実践)– category –
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第53回(最終回) 天気予報プログラム
前回までに検討した天気予報のアルゴリズムを実装します。 実装する仕様とアルゴリズム 前回までの記事で気象庁が提供している実際のデータを使用して天気予報のアルゴリズムを考えましたが、今回はプログラムの実装仕様を検討してプログラムを完成させたいと思います。 アルゴリズムを検討したデータは1時間毎のデータを使用しましたが、実... -
第52回 天気予報のアルゴリズムを検討する
今回は天気予報のアルゴリズムを考えます。 アルゴリズム 天気を気圧変化のみで予報するのはなかなか難しそうですが、それなりに予報できるアルゴリズムを考えてみたいと思います。 前回の記事でグラフ化した2018年3月のデータをもとにアルゴリズムを考えてみます。 グラフをじっくりみてみると、気圧の変化が大きいと天気が変化しているよう... -
第51回 天気と気圧の関係
天気予報のアルゴリズムを考える前に、天気と気圧の関係を調べてみます。 天気と気圧のデータ 実践編を終えるにあたり、製作した回路で天気予報に挑戦してみます。 以前の記事でも説明しましたが、天気と気圧には関係があります。気圧が上昇傾向にある時は天気がよくなる傾向に、気圧が下降傾向にある時は天気は悪くなる傾向にあります。 と... -
第50回 プログラム完成
今回は実践編のプログラムを完成させます。湿度と気圧データはBME280から取得、温度データはADT7410から取得します。 温度センサADT7410の動作設定 温度センサの初期化方法とI2Cの通信手順がわかりましたので、ADT7410の動作設定関数を作成しておきます。 ADT7410を16ビット測定、連続測定モードに設定するには、動作設定アドレス0x03に0x80... -
第49回 温度センサ(ADT7410) 〜温度データ計算〜
温度センサから取得したデータから、温度を求める方法を説明します。 温度センサADT7410の温度データ ADT7410の測定した温度は、メモリマップのアドレス0x00と0x01に格納されています。0x00が上位8ビット、0x01が下位8ビットのデータで、この2バイトのデータから温度を求めます。 なお、計算方法は16ビットモードと13ビットモードでは異なり... -
第48回 温度センサ(ADT7410) 〜動作設定〜
今回は温度センサ(ADT7410)の動作設定方法について説明します。 動作設定概要 ADT7410の動作設定を行うには、ADT7410内部のメモリのアドレス0x03に1バイトのデータを書き込むことにより行います。 レジスタ0x03に1バイトデータを書き込むには、以下のようなI2C通信手順で通信を行います。 なお、スレーブアドレスは0x48、書き込み(=0)ですの... -
第47回 温度センサ(ADT7410) 〜I2C通信手順〜
温度センサ(ADT7410)の制御では、液晶モジュールとは違ったI2C通信手順が必要です。その通信手順を中心に説明します。 液晶モジュール制御と異なるところ 温度センサのI2C通信制御は、液晶モジュールのそれと大きく異なるところがあります。 液晶モジュールの制御は、PICマイコンから液晶モジュールに対してデータを送りつけるだけでした。PI... -
第46回 温度センサ(ADT7410) 〜概要〜
今回から温度センサADT7410から温度データを取得するプログラムを作成します。今回はセンサの概要説明です。 センサ仕様概要 最初に、実践編で使用する温度センサADT7410の概要について説明します。 ADT7410は微妙な温度変化を計測することができます。温度データは16ビットまたは13ビットで取得でき、16ビットの時は0.0078度刻み、13ビット... -
第45回 BME280温湿度・気圧データ表示プログラム
液晶モジュールの制御方法を確認しましたので、BME280で取得した温湿度・気圧データを液晶モジュールに表示するプログラムを作成します。 プログラムする部分 前回までの記事で、以下のプログラムを作成済みです。 BME280から温湿度・気圧データを取得するプログラム 液晶モジュールの任意の位置に文字を表示するプログラム ここまでできてい...