第17回 チャレンジ課題

オリジナルキーボードを製作するための知識を身につけてきましたので、ここでチャレンジ課題に挑戦してみましょう!

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スイッチを押すと文字入力と同時にLEDを点灯

第15回の記事で、「a」と「b」の文字を入力できるキーボードを製作しました。

現在のブレッドボードにはLEDが接続されていますので、「a」を入力するスイッチが押された時に、PCに「a」という文字を送ると同時に、LEDをピカッと光らせてみてください。

また「b」を入力するスイッチが押されたら、「a」とは違うLEDをピカッと光らせてみてください。

強制コピペキーボード

PCで作業をしていると、コピペ機能はよく使用しますよね。

コピペする時は、ctrl+Cまたはcommand+Cを押してコピー、ctrl+Vまたはcommand+Vを押してペーストすると思います。つまり、コピーの時のキー操作、そのあとペーストするときのキー操作というように2回キー操作をしていると思います。

でも、コピーしたものはペーストするわけですから、ペーストのキー操作をするのは面倒ではないでしょうか?

文字列を選択してコピーしたら、その直後に自動的にペーストしてくれてもいいのに、と思います。

そこで、強制コピペキーボード、というものを作ってみようと思います。以下の動作をするようなスケッチを作成してみてください。

  1. テキストエディタなどでコピーする文字列を選択する
  2. ブレッドボードの左側のスイッチを押すと、選択した文字列をコピーする
  3. 2秒後に自動的に(強制的に)ペーストする

ポイントは、普通のコピペでは、ペーストする際にctrl+Vまたはcommand+Vを押しますが、この強制コピペキーボードはコピーしてから2秒後に自動的に(強制的に)ペーストしてしまう、という点です。コピーやペーストのプログラムは第15回で作成していますので、参考にしてみてください。

このキーボードを使用するとき、ユーザはコピーしたら素早くペーストする位置にカーソルを持っていく必要があります。

モードを選択

今までのプログラムでは、キーボードの種類を変更したい場合、スケッチを書き込む必要があります。でもキーボードの種類を変えたいときにいちいちスケッチを書き込むのは面倒です。かといって、キーボード自体を2セット準備するのもお金がかかります。

そこで、キーボードの種類を変更できる機能を持つプログラムを作ってみたいと思います。

以下のような動作をするキーボードのスケッチを製作してみてください。

  1. 動作開始直後は、左スイッチが「1」、中央スイッチが「2」を入力できるようにする。この時、緑色LEDを点灯する(他のLEDは消灯)
  2. 右スイッチをシングルクリックすると、左スイッチが「A」、中央スイッチが「B」を入力できるようにする。この時、黄色LEDを点灯する(他のLEDは消灯)
  3. 右スイッチをダブルクリックすると、左スイッチがコピー機能、中央スイッチがペースト機能になるようにする。この時、赤色LEDを点灯する(他のLEDは消灯)
  4. 右スイッチを長押しすると(1)のキーボードに戻る

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