説明の進め方
これから各電子部品の詳しい説明をしていきます。各部品の説明と同時に、ちょっとずつ、回路図やブレッドボードを使った組み立てを習得していきます。説明ばかり続くと眠くなってしまいますので、ぜひ部品を手元に置いて確認しながら進めてください。
今回は、これから電子回路を組み立てる土台となる「ブレッドボード」について説明します。まずはブレッドボードとはどんなものなのか、把握しておきましょう。
ブレッドボードとは?
ブレッドボードを使うとハンダ付けをしないで電子回路を組み立てることができます。一般的なブレッドボードを上から見るとこんな感じになっています。
このブレッドボードに部品を挿して使うのですが、例えば後で説明する抵抗を差すと、こんな感じになります。
ただし、このように配線(部品からでている線を「リード線」と呼びます)が長いままですと、部品が混み合ってきたときにリード線同士が接触して回路がショートする可能性があります。
そこで、普通はリード線をニッパーで切って、こんな感じでブレッドボードに差します。
次にブレッドボード内部ですが、次の画像のようになっています。緑色の線の部分がブレッドボード内部でつながっています。
さらにいらない説明をしますと、内部で部品をおさえて電気的に接続するために、以下のような金属の板バネが入っています。
手元にスケルトンタイプのブレッドボードがありましたので、実際の中身を確認してみます。
このブレッドボードを横から見てみると、
このように板バネが入っていて先ほど説明した図のように内部で接続されています。
なお、ブレッドボードへの部品の差し方などは後でもっと詳しく説明します。まずは部品のリード線をブレッドボードの穴に差して使うこと、内部はどのようにつながっているかという2点を理解しておきましょう!
ところでどうでもいい話ですが、「ブレッドポード」って「パン切りまな板」のことなんです。
なんで「パン切りまな板」なの?と疑問に思うかもしれません。次の動画を見るとわかります。本当の「パン切りまな板」を使って回路を組んでます。これだったら普通の基板でハンダ付けした方が早そうな気が…
次回から、LED、抵抗、電池について順に説明していきます。
更新履歴
日付 | 内容 |
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2016.6.12 | 新規投稿 |
2018.10.29 | 一部表現変更 |
2024.7.28 | 一部説明変更 |