PICマイコン入門(実践)– category –
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第35回 温湿度・気圧センサ(BME280) 〜データ取得プログラム〜
センサ(BME280)のデータシートを元に、温湿度・気圧データの取得プロクグラムを完成させます。 測定データ取得の流れ 温湿度・気圧センサBME280の概要の記事で説明しましたが、もう一度測定データ取得の流れを確認します。なお、以前の記事で同じような図を説明しましたが、SPI通信手順の関係から、一部の処理手順をまとめてあります。 この... -
第34回 チャレンジ課題(2)
SPI通信とデバッグ機能のチャレンジ課題です。 SPI通信で湿度データを1バイト読み取る これまでの記事で、SPI通信でセンサのチップIDの値(1バイト)を取得するプログラムを、デバッグ機能を利用して実行しました。 チャレンジ課題の1つ目として、湿度データを読み取ってみたいと思います。 湿度データはメモリマップで以下の場所にあります。 ... -
第33回 PICマイコンのプログラムデバッグ(2)
今回はデバッグの主要な機能を一通り紹介します。 今回の説明内容 前回の記事では、典型的なデバッグの手順を説明しました。PICマイコンの処理をプログラムの特定の行で止め、その時の変数の値を確認する、という内容でした。 ところで、MPLABX IDEのデバッグには他にも色々な機能があります。今後ご自身でプログラムをデバッグするときのた... -
第32回 PICマイコンのプログラムデバッグ(1)
前回作成したプログラムをMPLABX IDEのデバッグ機能を使用して動作させます。 デバッグ機能とは? 今までの記事で、いくつかチャレンジ課題に挑戦していただきましたが、一発でプログラムが動作せずに困った経験はないでしょうか。自分の場合、チャレンジ課題のプログラムもそうですが、記事に載せている大半のプログラムは、一発でうまく動く... -
第31回 温湿度・気圧センサ(BME280) 〜動作確認プログラム〜
今回は、センサモジュールのIDを取得するプログラムを作成します。 確認プログラム構成 今回作成するプログラムの構成は以下のようになっています。プログラムの中身の説明に入る前に、全体の構成を把握します。 プログラムは、コメントを除いて「コンフィグレーション」#defineやプロトタイプ宣言などの「ヘッダ部」「メイン関数」「SPI通信... -
第30回 温湿度・気圧センサ(BME280) 〜動作確認概要〜
SPI通信確認方法 温湿度・気圧データの取得するプログラムは、データ校正部分が結構複雑になります。最初からそのプログラムを作成すると全体の見通しが悪くなってしまいます。そこで、最初はSPI通信の動作確認を行うためのシンプルなプログラムを作成することにします。 センサのメモリマップを見ると、0xD0番地にセンサのIDが保存されてい... -
第29回 温湿度・気圧センサ(BME280) 〜詳細仕様〜
今回はセンサモジュールの詳細仕様を説明します。 今回の説明内容 前回の記事で、センサモジュール内にはメモリがあり、SPI通信を利用してそのメモリを読み書きすることにより動作設定をしたり測定データを読み出したりすることを説明しました。 この記事では、そのメモリの構成や読み書き方法などについて、詳細を説明します。 メモリ構成 ... -
第28回 温湿度・気圧センサ(BME280) 〜仕様概要〜
温湿度・気圧センサの仕様概要を確認します。 BME280のセンサ はじめに、温湿度・気圧センサモジュールについて注意点を説明します。 このセンサモジュールは「温湿度・気圧センサ」となっていますが、実際には温度データは測定環境の気温とは一致していません。温度データは取得できるものの、その値を気温として扱うことはできません。その... -
第27回 チャレンジ課題(1)
データ通信に慣れてきたところで、チャレンジ課題に挑戦してみます。 コンピュータのデータ通信 前回までの説明で、1つの信号線でデータ通信を行う方法から検討を始めて、SPI通信を行うまで順を追って理解してきました。今まで説明ばかりでしたので、ここでデータ通信方法を考えていただこうと思います。 これから検討していただくデータ通信...