第5回 必要なもの(工具類)

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基礎編(パート1&パート2)で必要なものをまとめます。今回は工具類を説明します。

目次

足りないものだけ購入しましょう

今回は工具類を説明しますが、持っているものは活用して、足りないものだけ購入するようにしましょう。

ラジオペンチ (110円程度)

ラジオペンチ

ラジオペンチはLEDの金属線の加工に使用します。以下のように曲げる加工をします。

LEDの加工

ラジオペンチは100円ショップのもので十分ですが、上の画像のように細かい部分を加工する作業になります。

そこで、これから購入する時は以下のように先が細いタイプを選ぶようにしてください。

ラジオペンチの先端比較

ニッパー (110円程度)

ニッパー

LEDの金属線を以下のように切るために使用します。

LEDリード線の加工

なお、ラジオペンチのカッター部分を使っても切ることができます。

ラジオペンチのカッター部分

ただ、カッターの部分がラジオペンチの根元にあるので、細かい部分の作業がしづらいことがあります。

100円ショップのもので十分ですので、手持ちがないようでしたら購入しておくことをおすすめします。ニッパーも細かい作業になりますので、小型のものを選ぶようにしてください。

電子部品を入れておくもの

LEDやスイッチなど、小さい部品が多いので、部品を入れておく袋やケースを準備しておいた方が便利です。

家の中を探してみて、小さめの箱がある場合は以下のような小分け袋を購入しておくと便利です。

チャック付きポリ袋

この袋を使って、以下のように部品を小分け袋に入れて、何かの箱などにまとめて入れておくようにします。

袋による部品整理

適当な箱を購入する場合は、100円ショップでパーツボックスがありますので検討してみてください。

パーツボックス

このような感じで部品を整理しておくと作業しやすくなります。

パーツボックスによる整理

なお、電子部品を整理しておく場合に注意点があります。

上の画像のように、LEDやスイッチは小分け袋やプラスチックのパーツボックスに整理しておいて問題ありません。

一方で、Arduinoボードを以下のようにLEDやスイッチと同じように、透明なビニル袋に入れたり、プラスチックのパーツボックスで保管することは避けるようにします。

Arduino保管方法

この理由と保管方法について説明します。

ビニル袋やプラスチック容器は、静電気が発生しやすい性質があります。

静電気といえば、冬の乾燥した時期にドアのノブに触れようとしたとき、「パチッ」となってびっくりすることがありますよね。電子部品によってはこの静電気で壊れる可能性もあるんです。

スイッチなどは影響がありませんが、Arduinoボードなどの精密な部品が使われている製品は静電気に弱いので、Arduinoボードを上のようにプラスチックのパーツボックスに保管することは避けてください

次に保管方法について説明します。

Arduino Microを箱から出すと、このように黒いスポンジに差してあります。

Arduino Micro梱包

この黒いスポンジは静電気の影響を受けないような加工がされています。Arduinoを保管するときは、この黒いスポンジに差したまま保管し、組み立てるときにスポンジから取りはずすようにします。

電子部品の整理、保管方法はわかったとしても、他にはどのような電子部品が静電気に弱いか、区別するのは難しいですよね。

ここで一つの目安を覚えておきましょう。

まず、Arduino Microのように、黒いスポンジに差してある電子部品は他にもあります。このような電子部品は静電気に弱いので、黒いスポンジに差したまま保管するようにします。

また、このシリーズで使用するLEDは透明のビニル袋に入っていますが、電子部品によっては、透明でない袋に入っている電子部品があります。

例えば以下のように不透明な袋に入っている電子部品があります。

不透明な袋に入った電子部品

このような透明ではない袋は、先ほどの黒いスポンジと同様に静電気の影響を受けない加工がされていますので、この袋に入れたまま保管します。

Arduinoプログラミング入門シリーズで使用する部品のうち、静電気に気をつけたほうがいいものはArduino Microのみです。

他の電子部品はプラスチックのパーツボックスなどに保管して問題ありません。今後プログラミングや電子工作に慣れてきて、自分でいろいろ電子部品を扱うときに、この注意点を思い出してみてください。

ノート

これからプログラミングの知識を習得していきますが、あとから見直しやすいように習得したことをまとめておくことをおすすめします。また、これから一緒にプログラミングしていくときに、どのようにプログラムを作成するか、図に書いて考えることもあります。

習得したことをまとめたり、図に書いて考えたりするのに、ぜひノートを用意してください。

習得したことをまとめるのは、PC上のテキストエディタなどでできますし、PC上でまとめたほうがサイトの情報をそのままコピペできるので便利ですよね。でも、できればノートに手書きでまとめたり考えたりすることをおすすめします。

ディスプレイに表示されたものを読んで、それをコピペしてまとめると、なんだか理解できたような気がしますが、この作業は脳にとっては速すぎて追いつくのが大変な作業なんだそうです。

一方で、ノートに手書きすると結構時間がかかりますが、このスピードは脳にとって十分追いつく速さなのだそうです。また、ノートのまとめ方は自由度が高いので、いろいろ工夫するとより記憶に残りやすいというメリットもあります。

基礎編パート1の後半やパート2では、プログラムを作成するときに図をかいて考えることもあります。その時も記事を読むだけでなく、ぜひ自分でノートに図をかいて考えるようにしてください。

以上で基礎編パート1とパート2で必要なものがそろいました。次回の記事で買い物リストを作りますので、必要なものをそろえるときに活用してみてください。

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