Arduino Microの端子番号について補足します。
23番ピン?
前回の記事でスイッチを「23番端子」に接続しました。注意深い方はお気づきかと思いますが、Arduino Microボード本体に印刷されている番号を見ると「A5」と書いてありますよね。
以前接続したLEDは12番端子や8番端子に接続しました。Arduino Microボード本体の端子を見ると「12」や「8」と書かれていて番号が一致しています。
でも、スイッチは23番ピンに接続したのに、Arduinoボードには「A5」と書いてあります。
今回の補足記事では、Arduino Microボード本体の端子番号について説明します。
機能により番号が異なる
LEDを接続した端子は、電圧を3.3Vにするか(digitalWrite(12, HIGH);など)、0Vにするか(digitalWrite(0, LOW);など)の制御をしました。
また前回の記事で、Arduinoボードの内部には2種類の電圧計があり、その電圧計は「0Vか5Vのどちらかを読み取る電圧計」と「0Vから5Vまで連続的に読み取る電圧計」の2種類があることを説明しました。
このように、2つの値のどちらかを扱う場合を「デジタル」、0Vから5Vまで連続的に扱う場合を「アナログ」と呼んでいます。
Arduinoボードの端子番号はちょっとややこしいことになっています。端子を「デジタル」で扱う場合と「アナログ」で扱う場合では番号が異なっているんです。
青色LEDは12番端子に接続しました。Arduino Microボードでは「12」と書かれています。この12番端子はデジタル制御専用の端子で12番という番号が振られています。
一方、スイッチは23番端子に接続しましたが、Arduino Microボードには「A5」と書かれています。
実はこの端子はデジタルとアナログの両方が扱える端子になっていて、デジタルで扱う場合は「23番ピン」、アナログで扱う場合は「5番ピン」なんです。
「A5」の「A」はAnalog(アナログ)の「A」です。「A5」は「アナログ5番端子」という意味になります。これと一緒に「23」という数字も書いてあればわかりやすいのですが、書く場所がないので「A5」のみ書かれています。
なんともややこしいですが、Arduino Microボード本体には両方の番号を書くスペースもありませんので、デジタル専用端子はデジタルで扱うときの番号、デジタルとアナログの両方扱える端子はアナログで扱うときの番号が書かれています。
う〜ん、なんとして欲しいところですが、これはArduino本体の内部の仕組み上、仕方ないところもあります。次に、Arduino Microボード本体の端子番号をまとめますので、参考にしてください。
Arduino Microボードの端子番号まとめ
Arduinoは、Arduino Microに限らず、デジタルとアナログで扱う場合は端子番号が異なっています。以下にArduino Microの端子番号をデジタルの場合とアナログの場合でまとめます。
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