かなり前に製作した「フットキーボード」ですが、足で操作するキーボード以外にも用途があることがわかってきました。そこで「フットキーボード」改め、「じぶんキーボード」という名前でもうちょっと汎用性のあるキーボードを製作してみることにしました。
製作のきっかけ
すごい昔に、足でキーボード操作をしたい、ということで「フットキーボード」というものを製作してみました。
このキーボードはキーの数が少ないのですが、自分の好きなキー割り当てができます。自分の場合は、食事しているときにFeedlyでブログのフィードを読むために作りました。Feedlyはキー操作で記事送りができるのですが、食事してると手に何かがついたりして、キー操作がやりづらいときが多いんです。そこで行儀悪いですが、足で操作できれば便利かなー、と思ってフットキーボードを製作してみました。
設定アプリもいろいろ拡張する予定でしたが、とりあえず当初目的は達成したのと、キーの割り当てはあまり変えないので、とりあえず製作した状態でずっと使ってました。
ところが最近、サイトにアクセス頂いた方から問い合わせがあり、自由にキー割り当てができるテンキーのようなキーボードがあると便利、ということで、以前製作したフットキーボードをもうちょっと汎用性のある仕様にして製作し直してみようと思いました。
ということで、足で操作することに限らないので、「フットキーボード」という名前を改め、「じぶんキーボード」という名前で製作し直してみようと思います。
どんな仕様にするか
以前製作したフットキーボードは、コントローラ用のマイコンとしてPIC16F1459とPIC18F14K50を使用しました。ただ、PIC16F1459は入手しづらいので、今回はPIC18F14K50を使用したいと思います。PIC18F14K50であれば、秋月電子通商さんからとても便利なものが発売されています。
このボードは、PIC18F14K50の周辺回路を実装済みですので、あとはプログラムを書き込めばブレッドボードで簡単に試作などできます。800円(2016年3月時点)とちょっと値段が高いですが、自分で回路を組むことを考えれば安いと思います。
このボードを使ってブレッドボードで試作して、動作確認できたら実際にプリント基板を作成して組み立てたいと思います。
PIC18F14K50はUSBコネクタやPICKIT3用のコネクタをつけてもI/Oピンが13本とれます。13本のI/Oピンに13個のキースイッチを繋いでもいいのですが、キーの割り当てがより多くできるように、キーの割り当て数を増やすために、キースイッチは12個、残り1本のI/Oピンをシフトキー用にしたいと思います。
つまり、12個のキースイッチに対して、通常時のキー割り当てとして12種類、シフトキーを押した時の割り当てとして12種類、合計24種類のキー割り当てができるようにしたいと思います。
キーの数はちょっと合っていませんが、以下のような感じで作ってみたいと思います。
最初に作ってみるもの
まずは動作確認のために、上でご紹介したPIC18F14K50のUSBボードを使ってブレッドボードで試作をしてみたいと思います。12個もキーがありますので、通常時は数字入力ようにテンキーの割り当て、シフトを押した場合はコマンド+Cなどのコピーやペーストができるようなキー割り当てにしたいと思います。
ということで、まずはこれからブレッドボードで試作して動作確認してみます。