プリント基板注文してみました

電子工作

ブレッドボードで動作確認した回路を実際に組み立てるときは、今までユニバーサル基板を使っていたのですが、最近は個人でも手軽にプリント基板を注文できるようになってきたので、早速試してみました。

プリント基板製作業者

最近は個人でも安価にプリント基板が注文できるようになってきました。国内の業者は品質が良く納期は早いですが、値段はそれなりにします。たとえば10cm x 5cmぐらいの基板を10枚ぐらい注文すると数万円になってしまいます。

個人で使うものなので品質や納期など気にしなければ海外の安く請け負ってくれる業者が多くあるようです。業者の比較などはここのサイトがかなり参考になりますのでチェックしてみてください。情報が常に最新なのでとても参考になる情報源です。

 

金額や納期など

今回作ってみた基板の大きさは45mm x 30mmで、かなり小さいのです。注文したところはElecrowというプリント基板製造以外にもいろいろと取り扱っている業者です。ここに

配線層2層、大きさ5cm x 5cmまで、枚数は5枚、あるいは10枚

で$9.90のサービスがあったのでこれを利用しました。

送料込みの金額ですが、日本国内の荷物追跡番号なしの一番安い配送方法で合計$13.62でした。日本円決済は1,451円で、これでプリント基板が作れるのでかなり安いですよね。ただし!製造期間はかなりかかりました。ちょうど春節(中国のお正月で2014年は1/31)と重なっていたせいもあるかしれません。以下のような感じでした。

2014/1/26: 夕方にネットで注文
2014/2/3: 「受けた注文をこれからエンジニアが問題ないかチェックします」というメール
2014/2/5: 「チェックして問題なかったのでこれから製造します」というメール
2014/2/13: 「できたから送るよ」というメール
2014/2/21: 郵便局から配達

ということで約1ヶ月の期間がかかりました。届いた基板はこんな感じです。

Pcb wo parts

 

作ってみた回路

プリント基板を業者に製造してもらうには、ガーバデータというプリント基板パターンのデータが必要になります。今回は、EAGLEを使って回路図、パターン図を作り、ガーバデータを生成して注文しました。

最初から複雑な回路にしてしまうと、本来のプリント基板製作という目的がどこかに行ってしまいそうでしたので、簡単な回路でプリント基板を注文してみました。注文してみた回路は「MacでPICマイコン電子工作入門」で作った簡易タイマー回路です。プリント基板注文用に若干手直ししていますが、基本的なところは変わっていません。こんな回路です。

Test schematic

さらに、これだけの回路では基板上に空きスペースが出てきてしまいますし、そもそも1ピン(GP4)が空いていますので、GP4ピンを使って追加で回路が組めるように万能基板的なところも作ってみました。こんな感じです。

Pcb area

部品をハンダ付けするとこんな感じになります。

Pcb w parts

 

EAGLEの回路図とパターン図

ご参考にEAGLEの回路図とプリント基板パターンをアップしておきます。プリント基板パターンと実際でき上がった基板を比較いただければどんな感じにプリント基板が製造されるかだいたいわかると思いますのでご参考にしていただければと思います。

 

失敗したところ

部品をハンダ付けして動作確認したところ、とりあえず動きました。「とりあえず」というのも理由があって、なんとなくうまくできていそうですが、かなりいろいろと失敗しています。以下、失敗したところです。

  • パターンの幅がまちまち。たとえばLEDは信号線よりは電流が長くなるため太くしたのですが、グランド接続パターンは太くしたものの、プラス極からのパターンはかなり細い。信号の流れを確認してパターン幅を設定すべきでした。
  • ドリル穴のサイズに問題あり。GP4を引き出して万能パターンに部品追加できるようにしたのはいいのですが、まずGP4から引き出したパターンのドリル穴が大きすぎました。さらに万能パターンを作ったものの、電源接続ができていません。いくつかはVCCとGNDにつなぐべきでした。
  • シルク印刷が一部切れているか印刷されていない。それなりに分かるようにシルク印刷面に文字を入れていたのですが、切れていたり印刷されていなかったりしています。このあたりは慣れるしかないですかね。。。

 

プリント基板が余ってますので

上にEAGLEのファイルをアップしました。このファイルで基板を発注すると実際どんな基板ができ上がってくるのか知りたい方もいらっしゃるかもしれません。今回、5枚発注して、なぜか6枚届きました(おそらく大きな基板で作成してカットするので偶数枚になったのだと思います)。1枚部品をハンダ付けしましたが、残りの5枚の基板は使う予定もありませんので、余っている基板をお譲りしたいと思います。無料でお分けしますので興味のある方はコンタクトページからご連絡いただければと思います。

 

プリント基板作りのポイント

プリント基板が作れるようになると、なんかできることがいろいろと広がりそうですよね。今回プリント基板を作ってみていろいろ勉強になりました。ということで、MacでEAGLEを使ってプリント基板をつくる入門記事を書いてみようかな、と思います。時間がかかるかもしれませんが、、、

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  • Ru-

    どこにアップされているのですか?

  • claynets

    すみません、
    リンクが切れていましたのでリンクを更新しました。「EAGLEの回路図とパターン図」の項目のところにリンクをつけています。