第8回 ハンダ付け練習(2)

ハンダ付け練習基板にもう1個LEDを追加します。

目次

LED回路追加ハンダ付け

以下の部分を追加でハンダ付けします。

Pic practice 8 additional led

ハンダ付け手順は今までと同じやり方で問題ありません。ただ、すでにターミナルブロックやLEDなど高さのある部品をハンダ付けしてしまっています。基板をうまく支えないと追加の部品のハンダ付けがやりにくくなりますので、工夫してハンダ付けしてみてください。

電線と抵抗は前回のハンダ付けのように基板が安定しませんので、以下のように基板をうまく支えるようにしてハンダ付けしましょう。

Pic practice 8 additional led soldering

また、今回はハンダこての設定温度を350〜360度ぐらいにしてみてください。FX-600の場合、温度設定のダイヤルは370度のところにクリック感がありますが、ちょっと力を入れるとダイヤルが回りますので、だいたい350〜360度ぐらいのところに設定します。

ハンダこての設定温度を10度〜20度温度を下げますので、ハンダがすぐに溶けず意外にやりづらいかもしれません。どうしてもやりづらいようでしたら、少し温度を上げて自分がやりやすい温度を探すようにします。

電線、抵抗、LEDがハンダ付けできたら、前回と同じように電池をつないで点灯テストしましょう。

Pic practice 8 lighting test

使用したLEDや電池の種類にもよりますが、高輝度白色LEDを3個使用して、電源を充電型単三電池4本使用した場合、30時間以上は点灯すると思います(計算上は60時間ぐらいですが、後半は光量が落ちてくると思いますので、半分ぐらいは持つと思います)。非常時、夜中にわずかな明かりがあるだけでも安心できますので、非常時の明かりとして保管しておくのもいいと思います。

ハンダ吸い取り線

以上で基本的なハンダ付けの練習をしましたが、追加でハンダ付けしてある部品を取る練習もします。

せっかく動作している部品を取るのはちょっともったいないので、電線を一度ハンダ付けして、そのあとその電線を取ってみたいと思います(それはそれでもったいないですが…)。

以下の画像のように空いているところに電線をハンダ付けします。ハンダ付けする場所や電線の長さは適当で構いません。

Pic practice 8 wire removing

ハンダ付け後、裏側の電線が長い場合は余分な部分をニッパーで切ります。

Pic practice 8 wire removing cut

これから、この電線をハンダ吸い取り線を使用して取る作業をします。

作業を行う上で注意点があります。ハンダ吸い取り線を使うときは、以下の部分は絶対に持たないでください。

Pic practice 8 solder remover

ハンダ吸い取り線は以下のように使います。ハンダを取り除きたい部分に吸い取り線を当て、その上からハンダこてで熱してハンダを溶かし、溶けたハンダを吸い取り線が吸い取りことにより、ハンダを除去することができます。

吸い取り線の部分にハンダこてのこて先を当てると、吸い取り線の金属部分は非常に熱くなります。この金属部分を持っていると、確実に火傷をします。経験者としては、こて先を当てて1秒も経たないうちに持てなくなるぐらい熱くなりますので、うっかり持っていると火傷する確率は高いと思います。

Pic practice 8 solder removoer howto

吸い取り線のハンダを吸い取った部分はニッパーなどで切ります。

Pic practice 8 solder removoer cut

このように、先ほどハンダ付けした2ヶ所のハンダを取り除き、ハンダ付けした電線を取ってみてください。特に難しいところはないと思いますが、火傷だけは十分に気をつけてください。

以上でハンダ付けの練習は終わりです。次回はいよいよ部品のハンダ付けを行います。

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2018.3.18 新規投稿
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