今回はプログラム書き込み回路を組み立てます。
現在、PICマイコン電子工作入門実践編シリーズの記事内容を最新の情報に合わせて、2025年9月までを目標に全面的に更新しています。
更新の理由は次のとおりです。
- 記事で使用している部品の中に、現在では調達できない部品があるため
- 記事内容に古い記述があるため
- 掲載している天気予報プログラムのアルゴリズムを改善するため
更新期間中は、新旧の記事間で一部内容に矛盾が生じる可能性があります。 ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
なお、更新済みの記事には冒頭に「この記事は更新済みです」の表示をしております。
引き続き、よりわかりやすく、役立つ情報を提供できるよう努めてまいります。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
回路図確認
今回、ブレッドボードに組み立てるプログラム書き込み回路は以下の回路図の赤色の部分になります。

この書き込み回路は、基礎編・応用編のPIC12F1822と同じ回路ですが、ブレッドボードの組立て方法をちょっと変えてみます。
PICマイコンの書き込みピン
PICマイコンの書き込みピンは、本体の端に配置されています。書き込みピンの名前は「PGD・PGC」のケースや「ICSPDAT・ICSPCLK」のケースがありますが、いずれも同じ意味です。
今回使用するPIC16F18857のこれらのピンは、以下のように配置されています。

また、今まで使用してきたPIC12F1822では、これらの2本のピンに加え、端にはVSSピンが以下のように配置されています。

他にも例えばPIC18F14K50というPICマイコンは、同じように以下のように配置されています。

このように、PICKitのコネクタの並びがPICマイコンの端に並んでいると、プログラム書き込み回路がちょっと作りやすくなります。
PIC16F18857で確認すると、PICマイコンのプログラム書き込みピンとPICKitのコネクタは以下のように並びが合っています。

また、PIC12F1822を見ても、以下のように合っています。

このようにPICマイコンのプログラム書き込みピンは、配線がしやすいようにPICKit3のコネクタと合っていますので、今回はなるべく配線が少なくなるように、ピンヘッダの配置を考えます。
書き込み用ピンヘッダの配置
PIC16F18857のICSPDATとICSPCLKピンは、PICKit3コネクタと並びが合っています。

さらに、PICKit3コネクタの6番ピン、PICkit4の6〜8番ピンは未使用ですので、ピンヘッダは5ピンにして、以下のようにブレッドボード上で接続することにします。

このように配置すると、ICSPDATとICSPCLKの配線は必要なくなります。あとは回路図に従って必要な接続を行えばOKです。
ブレッドボード組立て
あとは回路図の接続になるように配線すればOKです。以下のように配線してみましたので参考にされてみてください。

これでPICKit3のプログラム書き込み回路ができました。
更新履歴
日付 | 内容 |
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2018.3.27 | 新規投稿 |
2018.12.7 | PICkit4説明追加 |