第9回 ADコンバータ(3) 〜回路を実装する〜

今回は、ADコンバータを利用する回路をブレッドボード上に実装します。

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回路図の確認

前回の記事で、「次回はプログラムを作ります」なんて終わり方をしましたが、すみません、回路をブレッドボードに追加実装する必要がありますよね。ということで、今回は、回路図を元にブレッドボード上に回路を実装します。

実装する前に、もう一度回路図の確認をしましょう。

Pic app 9 pic circuit

回路図としては複雑ではありませんが、スイッチが2個あり、それぞれタイマー時間を長くするボタンと短くするボタンとしてプログラムすることにしますので、どちらのスイッチを押すと0V、2.5Vになるのか、わかるようにしておきましょう。例えば、色を変えておくのが一つの方法ですが、色違いのスイッチがない場合は、ラベルを貼っておくなどしておくとよいと思います。

実装

実装は、回路図に従って電気的な接続をすれば問題ありませんので、空いているスペースをうまく使って配線しましょう。

今回は以下のように実装してみました。これが唯一の正解ではありませんので、工夫して実装してみてください。

Pic app 9 breadboard

※上のイラストの「PICマイコンとスピーカーの黄色の接続線」ですが、PICマイコン側が「b13」、スピーカー側が「b20」が正解です。イラストは「b21」に接続しているので間違っていますのでご注意ください。

スイッチの接続で注意する点があります。

新しく追加したスイッチ(上のイラストの左側の黒ボタン)ですが、ブレッドボードの列番号18番と19番を接続する必要があります(赤丸でマークした部分)。

この接続はブレッドボードの隣り合った穴同士で距離がとても近いので、抵抗などを加工した時に余ったリード線を曲げて接続すると良いと思います。

ご参考に、実際に実装した画像も以下に示します。

Pic app 9 breadboard sample

先ほどの18番列と19番列の接続がわかりづらいので、この実装を参考にされる場合はご注意ください。

それでは、次回はプログラムを考えてみます。

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2017.7.17新規投稿
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2 コメント
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初心者A
初心者A
2 月 前

初心者なのでとても参考にしてます。いつもありがとうございます!
下記の図ですが、ブザーに入る線がb21に刺さってますが、b20が正解ですね?
comment image
写真の方はb20に刺さってます。

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