第17回 ブレッドボード回路組立て(PICkit部分)

今回はPICKitとPICマイコンの接続回路部分を組み立てます。

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目次

回路図確認

今回、ブレッドボードに組み立てるプログラム書き込み回路は以下の回路図の赤色の部分になります。

PICkit接続回路

PICkitとPICマイコンの接続回路は、PICマイコンによらず同じ内容になりますが、ブレッドボードの組み立ては、基礎編・応用編と変えてみます。

PICマイコンの書き込みピン

PICマイコンのプログラム書き込みピンは、ほとんどのPICマイコンで本体の端に配置されています

書き込みピンの名前は「PGD・PGC」のケースや「ICSPDAT・ICSPCLK」のケースがありますが、いずれも同じ意味です。


今回使用するPIC16F18857では、以下のように配置されています。

Pic practice 17 16f18857 pin

また、今まで使用してきたPIC12F1822では、これらの2本のピンに加え、端にはVSSピンが以下のように配置されています。

Pic practice 17 12f1822 pin

他にも例えばPIC18F14K50というPICマイコンは、同じように以下のように配置されています。

Pic practice 17 18f14k50

このように、PICKitのコネクタの並びがPICマイコンの端に並んでいると、プログラム書き込み回路がちょっと作りやすくなるんです。

PIC16F18857で確認すると、PICマイコンのプログラム書き込みピンとPICKitのコネクタは次のように並びが合っています。

PIC16F18857のPICkit接続ピン

また、PIC12F1822を見ても、以下のように合っています。

PIC12F1822のPICkit接続ピン

このようにPICマイコンのプログラム書き込みピンは、配線がしやすいようにPICKitのコネクタと合っていますので、今回はなるべく配線が少なくなるように、ピンヘッダの配置を考えます。

書き込み用ピンヘッダの配置

PIC16F18857のICSPDATとICSPCLKピンは、PICKit3コネクタと並びが合っています。

ICSPDAT/ICSPCLKピン

また、PICkitコネクタで使用するピンは1〜5の5本ですので、次のように5ピンのピンヘッダを使用してブレッドボードで組み立てることにします。

ピンヘッダの配置

このように配置すると、ICSPDATとICSPCLKの配線は必要なくなります

あとは回路図に従って必要な接続を行えばOKです。

ブレッドボード組立て

ブレッドボード上で回路図の接続になるように配線すればOKです。

次のように配線してみました。

更新履歴

日付内容
2018.3.27新規投稿
2018.12.7PICkit説明追加
2025.7.11三端子レギュレーター部品変更
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