今回は、ハンダ付け練習に必要な部材を説明します。
2. ハンダ付け練習部材
今回は、ハンダ付け練習用の部材を説明します。
センサやLCDモジュールのハンダ付けを行う前に、ハンダ付けの感覚をつかむための練習を行います。練習では以下のようなLEDを点灯させる回路を作ります。
以下の画像はおもて面です。
このように、基板にいくつかの部品をハンダ付けして回路を製作します。
ハンダ付けは裏面で以下のように行います。
このように部品を基板にハンダ付けしたものに電池を接続するとLEDが点灯します。高輝度LEDを使用するとかなり明るく光りますので、非常用の照明として用意しておくのもいいかもしれません。
この画像の基板は、検証用に試作したものです。LEDは手元にあったものを使用したのですが、高輝度の白色LEDかと思っていたら、実際に光らせてみると時間とともに色が変わっていくタイプのLEDでした。というわけで、画像のLEDは色が揃っていません。白色LEDを5個ぐらい付けると結構明るく光るのではないかと思います。
以下に、それぞれの部品について説明します。
ユニバーサル基板
電子部品をハンダ付けする基板です。
この基板のおもて面はブレッドボードと同じデザイン、うら面は同じ配線になっています。ブレッドボードでは部品を穴に差して回路を作りましたが、このユニバーサル基板は、部品を穴に差したあと、裏面をハンダ付けして回路を作ります。
練習では、最初に回路図を作成し、そのあと基板上の部品配置を考え、実際にハンダ付けを行います。
ターミナルブロック
ブレッドボードに回路を組む場合、電源の供給する場合、ブレッドボードの電源ラインに電池ボックスから出ているリード線を差し込みました。
ユニバーサル基板の場合、リード線は電気的に接続するためにはハンダ付けする必要がありますが、電池ボックスのリード線をハンダ付けしてしまうと、その電池ボックスは他に使えなくなってしまいます。
そこで、ターミナルブロックという部品をユニバーサル基板に取り付けて、電池ボックスのリード線をハンダ付けせずに接続できるようにします。
ターミナルボックスのオレンジ色のレバーの部分を押し下げて、電池ボックスのリード線を穴に差し込んだあと、レバーを離すとリード線が固定されます。
LED、抵抗、耐熱ビニル電線
LED、抵抗、耐熱ビニル電線は、基礎編で購入したものが余っていると思いますので、それらを利用します。
LEDはごく一般的な砲弾型であればサイズ(3mmか5mm)や色は好きなものを選んでいただいて大丈夫です。また抵抗は基礎編で330Ωを100本購入してあると思いますので、それを使用します。
耐熱ビニル電線はブレッドボードの配線に使用した単芯の電線で太さが0.65mmのものになります。
練習用ですので、LEDの数は3個程度で十分だと思いますが、基板のスペースが結構余りますので5個ぐらいつけていただいても構いません。たくさん練習したい場合は、ユニバーサル基板とターミナルブロックをもう一つずつ入手しておきましょう。
ハンダ付け練習部材のリスト
今回ご説明した部材をリストにまとめます。代用できるものがあれば、それを使うようにしましょう。また、基礎編で購入した済みの部品は「基礎編で購入」欄に◯を付けています。
アイテム | 秋月電子通商通販コード | 価格 | 基礎編で購入済み |
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ユニバーサル基板 (ブレッドボード配線タイプ) |
P-04303 | 80円/1枚 | |
ターミナルブロック (2.54mm/2ピン) ※ユニバーサル基板と同じ個数準備 |
P-01404 | 40円/1個 | |
LED(3個程度) | I-04764など | 250円/10個 | |
1/4W・330Ωカーボン抵抗(3本程度) ※LEDと同じ個数準備 |
R-25331 | 100円/100本 | |
耐熱ビニル電線(単芯0.65mm) ※ブレッドボード回路組み立てにも使用 |
P-08996 | 620円 |
更新履歴
日付 | 内容 |
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2018.3.10 | 新規投稿 |