今回はラズベリーパイの製品体系について説明します。
製品グルーピング
現在、ラズベリーパイには多くの種類があります。どの製品もモデル名が長いくてわかりづらい印象がありますよね。
そこで今回の記事では、製品名を中心に製品の概要を説明します。なお、各製品の詳細なスペックはこの記事の最後にまとめます。
現在、Raspberry Piは大きく分けて以下のシリーズがあります。
- Raspberry Piシリーズ
クレジットカードサイズのメインストリームのシリーズです - Raspberry Pi Zeroシリーズ
Raspberry Piシリーズの約半分の大きさの小型のシリーズです - Raspberry Pi 400
本体とキーボードが一体となったシリーズです。 - Raspberry Pi Compute Moduleシリーズ
ラズベリーパイを組み込んだ製品を生産する場合を想定した量産用のシリーズです
このあと、各シリーズについて製品体系の概要を説明します。
1. Raspbrerry Piシリーズ
このシリーズは、クレジットカードサイズのラズベリーパイで、一番多く使われているメインストリームのシリーズです。
画像のように、2022年時点で第1世代から第4世代まであります。コネクタタイプの違いはあるものの、クレジットカードサイズの本体です。また、当然ながら世代が進むにつれて性能は向上しています。
このシリーズは以下の製品があります。各世代内は発売日順にリストしています。
- 第1世代
- Raspberry Pi 1 Model B(生産中止)
- Raspberry Pi 1 Model A(生産中止)
- Raspberry Pi 1 Model B+
- Raspberry Pi 1 Model A+
- 第2世代
- Raspberry Pi 2 Model B
- Raspberry Pi 2 Model B Version1.2
- 第3世代
- Raspberry Pi 3 Model B
- Raspberry Pi 3 Model B+
- Raspberry Pi 3 Model A+
- 第4世代
- Raspberry Pi 4 Model B
※メモリ(RAM)容量が2G/4G/8Gの3種類があります
- Raspberry Pi 4 Model B
このシリーズの製品名は
Raspberry Pi 数字 Model 英文字
という構成になっています。この名称について詳しくみていきましょう。
「数字」の意味
製品名の「数字」の部分は世代をあらわしています。
製品名が「Raspberry Pi 数字」で始まっていれば、クレジットカードサイズのシリーズであることがわかります。また数字で世代がわかります。
「Model 英文字」の意味
さらにこのシリーズは「Model 英文字」という名称もついています。
英文字は「A」「A+」「B」「B+」のいずれかです。
これから英文字部分について、「+」の有無と「A」「B」の違いについて概要を説明します。(ちょっとややこしいです…)
まず英文字の後に「+」がついている場合、前モデルの後継版(性能向上やハードウエア強化版)になります。例えば「Raspberry Pi 3 Model B+」という製品名であれば、「Raspberry Pi 3 Model B」の後継版になります。
例えば「Raspberry Pi 3」の場合、「Model B+」は「Model B」に対してCPUクロックの向上、Wi-Fiの802.11acサポート追加など性能が向上しています。(ただし変則ケースもありますのであとでご説明します)
次に「Model A」と「Model B」の違いについてです。
「Model」のあとの英文字はハードウエア構成の充実具合を表現しています。一言でいうと「Model B」はハードウエアフル版(全部入り版)、「Model A」はハードウエア簡易版、というイメージです。
とはいっても具体的によくわからないですよね。
実際に「Raspberry Pi 3 Model A+」と「Raspberry Pi 3 Model B+」を比較してみます。手持ちがないので製品の外観については以下の公式ページをご覧いただければと思います。
Raspberry Pi 3 Model A+
https://www.raspberrypi.com/products/raspberry-pi-3-model-a-plus/(公式ページ)
Raspberry Pi 3 Model B+
https://www.raspberrypi.com/products/raspberry-pi-3-model-b-plus/(公式ページ)
画像から分かるように「Model B+」はUSBコネクタが4個、LANコネクタもあります。一方「Model A+」はUSBコネクタが1個、LANコネクタはありません。
このように「Model A」は「Model B」のハードウエアを簡略化した製品になります。
決して「Model B」は「Model A」の後継版、ということではありませんのでご注意ください。今までのこのシリーズすべての製品は、最初に「Model B」発売、そのあと「Model A」が発売されています。(初めてラズベリーパイを購入しようとすると、なんで「Model A」より先に「Model B」があるんだろう、という疑問が出てきそうですよね)
ちょっとややこしくなりますが、もうちょっとお付き合いください。
先ほど、Raspberry Pi 3の説明で、「Model A」と「Model B」の比較ではなく、「Model A+」と「Model B+」の比較、つまり「+」がつくモデルで比較しました。
実は、Raspberry Pi 3は「Model A+」はありますが、「Model A」がないんです。
「+」は後継版って言ってたのに、、、という感じですよね。これは以下のような背景があります。
Raspberry Pi 3は最初にハードウエアフル版の「Model B」が発売されました。その後、このモデルの性能を向上させた後継版ということで「Model B+」が発売されました。
このあと、需要があると判断されたのだと思いますが、「B+」をベースにハードウエア簡易版が発売されることになりました。
この簡易版のModelは「B+」のハードウエア簡易版ということで「A+」というモデルになりました。
「B」 - 性能向上→ 「B+」 - 性能そのまま(+は残す)・ハードウエア簡易版(A) → 「A+」
という経歴です。
以上が「Model」の意味になります。
補足
各製品の詳細仕様についてはこの記事の最後にまとめますが、ここで一点補足しておきます。
Raspberry Pi 1〜3までは各製品ともにメモリ容量は固定されていました。
Raspberry Pi 4 Model Bはそれまでと異なり、メモリ容量が複数用意されるようになりました。当初、メモリ容量は1G、2G、4G、8Gバイトの4種類が販売されていましたが、現在は1Gバイトモデルは販売されていないようです。
Raspberry Piシリーズまとめ
Raspberry Piシリーズの概要説明は以上ですが、最後にこのシリーズの時系列発売状況をまとめてみました。(本体アイコンは手間の都合上、同じものを使用しています…)
2. Raspberry Pi Zeroシリーズ
Raspberry Pi Zeroシリーズは、Raspberry Piシリーズの半分程度の大きさで、サイズが小さいので、コンパクトな作品を作るときに組み込みやすくなっています。
左側がRaspberry Piシリーズの「4 Model B」、右側がRaspberry Pi Zeroシリーズの「Zero WH」です。
このシリーズの製品は
「Raspberry Pi Zero」または「Raspberry Pi Zero 数字や英文字」
という名称になっています。
このシリーズはそれほど製品数は多くありませんので、以下にそれぞれの製品を説明します。
Raspberry Pi Zero
初代「Raspberry Pi Zero」は2015年11月に発売されました。
特徴としては、無線機能は搭載されておらず、またGPIOピンは自分で取り付ける(はんだ付けする)必要があります。
その約半年後の2016年5月にVersion1.3が発売されました。Version1.3は初代Raspberry Pi Zeroにカメラコネクタが追加されたモデルで、現在、入手できる「Raspberry Pi Zero」はVersion1.3になります。
Rasberry Pi Zero W / WH
その後、2017年2月にWi-Fi、Bluetoothが搭載されたRaspberry Pi Zero W、Raspberry Pi Zero WHが発売されました。
「W」と「WH」の違いは、GPIOピンを自分で取り付けるタイプ(W)か、あらかじめ取り付けられているか(WH)だけの違いです。「W」にGPIOピンを取り付けると「WH」とまったく同じになります。
「W」は「Wireless」つまり「無線」の意味です。
「H」はGPIOピンの意味です。GPIOで使用されているピンは一般的に「ピンヘッダ」(Pin Header)と呼ばれています。「H」はおそらくこの「Header」からきています(すみませんこれは私の推測です)。
なお、初代Zero、Version1.3、W、WHの4種類ともすべて第1世代の製品で、本体の処理能力は同じです。初代Zeroに対してカメラコネクタがついているか、さらに無線対応か、という違いになります。
Raspberry Pi Zero 2 W
2021年10月に、第2世代となる「Raspberry Pi Zero 2 W」が発売されました。
日本国内では、総務省の認証や半導体不足の影響があり、2022年6月に販売が開始されました。
第2世代ですので「Raspberry Pi Zero 2」、さらに無線対応していますので「W」がついています。
なお「H」がついているモデルはありませんので、GPIOピンは自分で取り付ける必要があります。
「Raspberry Pi Zero 2 W」はピンヘッダが付属していません(※)。GPIOピンを使用する場合は、別途ピンヘッダを購入する必要があります。ピンヘッダは以下の2×40ピンのタイプになります。
ピンヘッダ(20×2ピン)(秋月電子通商)
※2022年6月にスイッチサイエンスから購入したもので確認。
公式ページによると、この「Raspberry Pi Zero 2 W」は第1世代にくらべて処理スピードが5倍とのことです。
Raspberry Pi Zero 2 W
https://www.raspberrypi.com/products/raspberry-pi-zero-2-w/(公式ページ)
3. Raspberry Pi 400
このシリーズは、2022年時点では初代が発売されています。
Raspberry Pi 400は、本体とキーボードが一体化されているところが特徴です。電源、ディスプレイ、マウスを接続するだけで使用できます。
必要なコネクタ類は一通りそろっています。また、GPIOピンもキーボード本体背面にありますので、電子工作も可能です。ただ、通常タイプのラズベリーパイにくらべて、GPIOピンが背面にあるので、ちょっとアクセスしづらいかな、という感じです。
また、「GPIOが背面にある」という点について注意点があります。
ラズベリーパイのハードウエア機能が拡張できるボードが発売されています(HATと呼ばれています)。例えば、以下の拡張ボードをラズベリーパイに取り付けると、家電のような100Vの電気製品のON/OFFをプログラムで制御できるようになります。
このようなRaspberry Piシリーズ用に発売されている拡張ボードは、Raspberry Pi 400に直接取り付けることが困難です。そのためコネクタケーブルを別途購入する必要があります。
このシリーズの電子工作は1本1本バラバラの接続ケーブルを使用しますので、Raspberry Pi 400を利用することも可能ですが、上のような制限があることをご注意していただければと思います。
Raspberry Pi 400は中身が気になるので分解してみましたが、かなりスッキリしています。
裏ぶたとキーボードを外すと次のような感じでヒートシンク(プロセッサの発熱を逃す金属)があらわれます。
ヒートシンクを外すと、本体基板が出てきます。
シリーズでは、Raspberry Pi 400を使用した場合についても説明します。
4. Raspberry Pi Compute Moduleシリーズ
このシリーズは用途が限定されていますので、簡単に説明します。
このシリーズは、Raspberry Piシリーズ、ZeroシリーズにあるGPIOピンがありません。GPIOピンの代わりにコネクタがついています。
Raspberry Pi Compute Module 3+
https://www.raspberrypi.com/products/compute-module-3-plus/(公式ページ)
Raspberry Pi Compute Module 4
https://www.raspberrypi.com/products/compute-module-4/(公式ページ)
Raspberry Pi Compute Moduleは、ラズベリーパイを利用して製品に組み込んで量産することが想定されています。
そのため、コンパクトなサイズになっています。電子工作がしやすくなるようなGPIOピンはなく、製品に組み込む際のコネクタが装備されています。
このCompute Moduleシリーズを、Raspberry Piシリーズのように電子工作に利用したい場合は、以下のような対応するボードが必要になります。
Compute Module IO Board
https://www.raspberrypi.com/products/compute-module-io-board-v3/(公式ページ)
入手可能製品
ラスベリーパイの製品はかなり多くの種類がありますよね。
ところで、ラズベリーパイはかなり昔の製品もまだ販売されています。
2022年10月時点で、Raspberry Piの入手は非常に困難な状況になっています。部品不足のために生産量が少なく、一般ユーザの入手は困難な状況です。
なお、Raspberry Pi 400は一部で販売されていますので、Raspberry Pi 400の情報も順次追記していきます。
販売されている製品の方が多いため、以下に販売されていない製品をリストします。なお、Raspberry Pi Compute Moduleの情報は省略しています。
- Raspberry Pi 1 ModelB
- Raspberry Pi 1 ModelA
これら以外の古い製品はまだ販売されているわけですが、在庫がたくさん残っているから販売されている、というわけではないんです。現在でもかなり古い製品も生産、販売されています。
でも、ちょっと不思議に思いませんか?
というのは、一般的なPCでしたら、何年も前のスペックが劣るモデルはせいぜい中古品で流通する程度ですよね。
ラズベリーパイは、かなり古いモデルでも普通に生産されて新品が売られています。それなりに需要もあるんです。
この背景ですが、ラズベリーパイは他の一般的なPCと違って、電池(普通の電池やモバイルバッテリなど)で動かすケースがあります。
例えば屋外で何かのデータを収集したり、屋内でも電源の取れないところで動作させる、というケースです。この場合、Raspberry Piの消費電力が大きいと電池はすぐに消耗してしまいます。性能はそれほど必要ないので、パフォーマンスが多少低くても、消費電力が少ない方がよい、というケースがあります。
ラズベリーパイも他のPCと同様、モデルが新しくなるほど性能が上がりますので、消費電力が大きくなる傾向にあります。
そのため、それほど処理能力が必要ない場合、つまりスペックがそれほど高くなくてもいい場合は、なるべく消費電力が小さいモデルが有効です。
なお、製品によっては生産終了予定時期も公式にアナウンスされています。詳細はこの記事最後にあるスペック表の「生産終了」欄をご覧ください。
おすすめ製品
これから入手される場合、以下の理由から「Raspberry Pi 3 Model B+」「Raspberry Pi 4 Model B」「Raspberry Pi Zero 2 W」をおすすめします。(Raspberry Pi 400でもこのシリーズの電子工作は可能です。順次記事を追加していきます)
この背景について説明します。
初代Raspberry Pi 1 Model Bが発売された2012年2月から2021年まで、Raspberry Piの公式OSは32ビット版でした。ところが、2022年2月に64ビット版OSが正式にリリースされました。
2022年3月時点では、ラスベリーパイ公式OSをインストールするときのデフォルトは32ビット版で、64ビット版はオプションから選択する必要があります。ただ、OS上で開発されているソフトウェアは64ビット版のみのリリースが多くなってきています。
このため、今後は64ビット版OSが主流になっていくものと思われます。ただ、64ビット版OSで動作不具合があるアプリケーションも確認されていますが、今後は解消されていくものと思われます。
64ビット版OSは、ラズベリーパイ本体のハードウエアが対応している必要があります(プロセッサアーキテクチャが64ビットである必要があります)。現在、以下の製品が64ビットOS対応(=64ビットアーキテクチャ)です。(Compute Moduleシリーズは省略します)
シリーズ | 製品 |
---|---|
Raspberry Piシリーズ | Raspberry Pi 3 Model B Raspberry Pi 3 Model A+ Raspberry Pi 3 Model B+ Raspberry Pi 4 Model B |
Raspberry Pi Zeroシリーズ | Raspberry Pi Zero 2 W |
Raspberry Pi 400シリーズ | Raspberry Pi 400 |
このシリーズで行う電子工作程度でしたら「Raspberry Pi 3 Model B+」または「Raspberry Pi Zero 2 W」の性能でも十分です。
なお、Raspberry Pi 3 Model B+」については、公式ページで2026年1月(あるいはそれ以降)の生産終了が表明されています。生産終了後もしばらくは販売が続くと思いますし、OSは当面サポートされますのでこれから購入しても長く使えると思います。生産終了が気になるようでしたら、最新モデルの入手をおすすめします。
Rasbperry Pi Pico
ところでラズベリーパイに興味がある方は、「Raspberry Pi Pico」という製品をご存知の方もいるかもしれません。
Raspberry Pi Zeroシリーズと比較するとさらに小さいサイズのコンピュータです。
この「Raspberry Pi Pico」は、Raspberry Piのロゴがついているものの、今までご紹介した各シリーズとはまったく別物になります。
他のラズベリーパイは「Raspberry Pi OS」などのOSをインストールして使用することができます。
一方、この「Rapsberry Pi Pico」はOSはインストールできず、開発環境も他のラスベリーパイとは異なります。また、GPIOピンも他のラズベリーパイとは異なっています。
各製品スペック
Raspberry Piシリーズ、Raspberry Pi Zeroシリーズの主要なスペックをまとめます。Compute Module、400については省略しています。
なお「生産終了」欄については、公式ページに案内されている時期を記載しています。公式ページでは「少なくともこの時期までは生産する」という意味になっています。この時期以降も需要があれば生産が続くものと思われます。
Raspberry Piシリーズ
項目 | 仕様 | 仕様 | 仕様 | 仕様 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 第4世代 | 第3世代 | 第2世代 | 第1世代 | ||||||
製品シリーズ名 | Raspberry Pi 4 | Raspberry Pi 3 | Raspberry Pi 2 | Raspberry Pi | ||||||
製品モデル名 | Model B | Model A+ | Model B+ | Model B | Model B (v1.2) | Model B | Model A+ | ModelB+ | Model A | Model B |
発売時期 | 2019年6月 | 2018年11月 | 2018年3月 | 2016年2月 | 2016年10月 | 2015年2月 | 2014年11月 | 2014年7月 | 2013年2月 | 2012年2月 |
生産終了 | アナウンスなし | 2026年1月以降 | 2026年1月以降 | 2026年1月以降 | 情報なし | 情報なし | 2026年1月以降 | 2026年1月以降 | 生産終了 | 生産終了 |
プロセッサ | BCM2711 | BCM2837B0 | BCM2837 | BCM2837 | BCM2836 | BCM2835 | ||||
アーキテクチャ | 64ビット | 64ビット | 64ビット | 64ビット | 32ビット | 32ビット | 32ビット | 32ビット | 32ビット | 32ビット |
コア数 | 4 | 4 | 4 | 1 | ||||||
クロック | 1.5GHz | 1.4G Hz | 1.2G Hz | 900M Hz | 700M Hz | |||||
メモリ | 2G/4G/8G | 512MB | 1GB | 1GB | 512MB | 256MB | 256MB/512MB | |||
ストレージ | microSDカード | microSDカード | microSDカード | microSDカード | SDカード | |||||
USB 2.0 コネクタ数 |
2 | 1 | 4 | 4 | 1 | 4 | 1 | 2 | ||
USB 3.0 コネクタ数 |
2 | なし | なし | なし | ||||||
有線LAN | 10/100/1000 Base-T |
10/100/1000 Base-T |
10/100Base-T | 10/100Base-T | なし | 10/100Base-T | なし | 10/100Base-T | ||
無線LAN | Wi-Fi (b/g/n/ac) |
Wi-Fi (b/g/n/ac) |
Wi-Fi (b/g/n) |
なし | なし | |||||
Bluetooth | Bluetooth 5.0/BLE | Bluetooth 4.2/BLE | Bluetooth 4.1/BLE | なし | なし | |||||
映像出力 | HDMI(micro) x 2 DSI コンポジット (3.5mmジャック) |
HDMI / DSI コンポジット(3.5mmジャック) |
HDMI / DSI コンポジット(3.5mmジャック) |
HDMI / DSI コンポジット (3.5mmジャック) |
HDMI / DSI コンポジット (RCAジャック) |
|||||
音声出力 | HDMI 3.5mmジャック |
HDMI 3.5mmジャック |
HDMI 3.5mmジャック |
HDMI 3.5mmジャック |
||||||
カメラ入力 | CSI | CSI | CSI | CSI | ||||||
GPIOピン数 | 40 | 40 | 40 | 40 | 26 | |||||
推奨電源 | 5V / 3A (15W) |
5V / 2.5A (12.5W) |
5V / 1.8A (9W) |
5V / 0.7A (3.5W) |
5V / 1.8A (9W) |
5V / 0.7A (3.5W) |
5V / 1.2A (6W) |
|||
電源コネクタ | USB Type-C | USB micro-B | USB micro-B | USB micro-B |
Raspberry Pi Zeroシリーズ
項目 | 仕様 | 仕様 | |||
---|---|---|---|---|---|
世代 | 第2世代 | 第1世代 | |||
製品シリーズ名 | Raspberry Pi Zero 2 | Raspberry Pi Zero | |||
製品モデル名 | Zero 2 W | Zero W | Zero WH | Zero (v1.3) | Zero |
発売時期 | 2021年10月 | 2017年2月 | 2016年5月 | 2015年11月 | |
生産終了 | アナウンスなし | 2026年1月以降 | 2026年1月以降 | 2026年1月以降 | 情報なし |
プロセッサ | BCM2710A1 | BCM2835 | |||
アーキテクチャ | 64ビット | 32ビット | |||
コア数 | 4 | 1 | |||
クロック | 1GHz | 1GHz | |||
メモリ | 512MB | 512MB | |||
ストレージ | microSDカード | microSDカード | |||
USBポート 2.0 ポート数 |
1 (microB / OTG対応) | 1 (microB / OTG対応) | |||
USB 3.0 ポート数 |
なし | なし | |||
有線LAN | なし | なし | |||
無線LAN | Wi-Fi (b/g/n) | Wi-Fi (b/g/n) | なし | ||
Bluetooth | Bluetooth 4.2/BLE | Bluetooth 4.1/BLE | なし | ||
映像出力 | HDMI (mini) | HDMI (mini) | |||
音声出力 | HDMI (mini) | HDMI (mini) | |||
カメラ入力 | CSI-2 | CSI-2 | なし | ||
GPIO ピン数 |
40 コネクタ未実装 |
40 コネクタ未実装 |
40 コネクタ実装済み |
40 コネクタ未実装 |
|
推奨電源 | 情報なし ※公式ショップでは 5V/2.5A (12.5W)推奨 |
5V / 1.2A (6W) |
|||
電源コネクタ | USB micro-B | USB micro-B |
更新履歴
日付 | 内容 |
---|---|
2022.2.11 | 新規投稿 |
2022.2.13 | 生産終了時期に関する情報補足 |
2022.3.8 | 情報更新 |
2022.6.21 | Raspberry Pi Zero 2 Wの情報追記 |
2022.10.5 | Raspberry Pi Zero 400の情報追記 |