最終回 MCC(8) 〜MCC設定変更〜

応用編の最終回です。

説明内容

今回でMCCの説明は最後になります。また応用編の最終回です。

今までMCC上で一通りの設定を行い、プログラムを自動生成し、最後にプログラムを仕上げました。ただ、ここまで作業を行っても変更をしたい場合は必ずと言っていいほど出てきます。

そこで今回は、MCCで一通りの作業をした後に、設定を変更したい場合の手順について説明します。

 

MCCの設定変更とコードの再生成

どの設定項目でも変更作業の流れは同じですので、ここでは動作周波数を変更します。現在の設定は1MHzですが、これを500kHzに変更します。

最初に変更したいプロジェクトをメインプロジェクトに設定します(プロジェクト名を右クリックし、表示されるプロパティから「Set as Main Project」を選択します)。

次に、MCCボタンをクリックします。

Pic app 31 mcc button

しばらく待つと、MCCの設定画面が表示されます。System ModuleのEasy Setup画面に周波数設定メニューがありますので、

Pic app 31 frequecy setting

このメニューから「500kHz_HF」を選択します。(500kHz_MFでも構いません)

Pic app 31 frequency setting changed

設定を変更後、Generateボタンをクリックします。

Pic app 31 generate button

クリックすると特に確認などもなくプログラムが書き換えられます。書き換える際に、「Output – MPLAB Code Configurator」というウインドウに、以下のようにMCCが行った作業のログが表示されます。

Pic app 31 mcc log

このログを見ると、mcc.cとmcc.hが「Auto-merged」と表示されていますので、これらのファイルに変更が入ったことがわかります。

なお、プログラムを書き換える際にMCCが書き換え内容の判断ができない場合、書き換えて良いかどうかの確認画面が表示されることもあります。

以上がMCCで後から設定を変更する場合の作業の流れです。

 

MCCの活用

今までMCCを利用してプログラムを作成する方法を説明してきました。MCCはある程度プログラムを生成してくれますが、結局、MCCがどのようなプログラムを作成しているのか、生成されたコードを確認する必要があります。

ただ、基本設定はどのPICマイコンでもほとんど同じですし、自分がよく使う機能はそれほど多くないと思いますので、MCCがどのようなプログラムを生成するか、一度確認しておくとプログラミングの時間が節約できると思います。

また、例えば、ある機能のプログラムの書き方がわからない場合、MCCでプログラムを自動生成してもらい、どのようなプログラムにすればよいか調べることができます。

 

最後に

以上で応用編は終わりです。おそらくここまで読まれた方は相当熱心な方だと思います。基礎編ではPICマイコンの基本的な機能に絞って確認しました。また応用編ではよく使いそうな機能を無理やりタイマー回路に実装することにより一通り確認しました。

この先ですが、他のPICマイコンにもぜひ挑戦してみてください。このシリーズで使用したPIC12F1822はピン数が限られていますし、メモリももう少し欲しいところです。PICマイコンであれば300円も出せばかなり高機能なマイコンを手に入れることができます。他のマイコンにもチャレンジして、ご自分の作りたいものが作れるように、いろいろと試していただければと思います。

このあと実践編も書いていきますので、ご自分で何か製作される際の参考にしていただければと思います。

 

更新履歴

日付 内容
2017.12.26 新規投稿

« »