第27回 MPLAB Code Configurator(3) 〜MCC画面構成〜

今回からMCCを使用してADコンバータを利用したプログラムを自動生成? 作成?していきます。

説明の進め方

今回の記事ではMCCの画面構成の説明と、おおざっぱな作業の流れを説明します。

MCCの概要がだいたいわかったところで、次回(第28回)の記事で実際にMCC上で必要な設定を行い、プログラムを自動生成します。自動生成したプログラムは基本的な部分しかありません。基本的な部分とはいっても、どこまでプログラムを作成してくれているかわりませんので、MCCにより自動生成されたプログラムを一通り確認します。

自動生成されたプログラムの内容がわかったところで、次々回(第29回)で実際に機能を実装して動作確認します。

 

MCC機能の起動

MPLABX IDEを立ち上げていないようでした、最初にMPLABX IDEを立ち上げます。次に、テスト用に作成したプロジェクト(MCCTest)をメインプロジェクトに設定されていることを確認して(プロジェク名が太文字になっています)、ツールボタンにある「MCC」アイコンをクリックします。

Pic app 27 mcc tool icon

— 2017.12.21追加 ここから —

MPLAB Code ConfiguratorプラグインのVersion3.45.1より、MCCボタンをクリックすると、設定内容の保存ファイルを指定するダイアログが表示されるようになりました。以下、その手順を追記いたします。

MCCボタンクリック後しばらく待っていると、以下のような設定保存ダイアログが表示されます。

Pic app 27 save dialog

保存場所や名称は特に変更する必要はありません。このままOKボタンをクリックします。なお、この設定ファイルはプロジェクトフォルダの「Important Files」フォルダに表示されます。

Pic app 27 mcc setting file

— 2017.12.21追加 ここまで —

設定ファイル保存後、以下のようなMCCの設定画面になります。

Pic app 27 mcc window

この画面にはいろいろな領域に分かれていますが、それぞれの領域が狭すぎたり広すぎたりして、表示されている内容が見づらい場合があると思います。その場合は境界線辺りをドラッグすると各領域の大きさを変更することができます。

それでは、これからなるべく作業の順番に沿うようにして、各領域の説明を行います。

まず「❶ プロジェクトで使用ている機能」には、現在のプロジェクトで使用している機能モジュール名が表示されています。まだ何も設定していませんが、「Interrupt Module」などいくつかのモジュールが表示されていると思います。PICマイコンを使用する場合、どの種類のものでも必ず設定する項目があります。例えば、システムクロックはどうするか、ピンの設定はどうするか、などです。MCCを初めて起動した時は、どのマイコンにも共通するモジュールが表示されています。

「❶ プロジェクトで使用ている機能」のいずれかをクリックすると、そのモジュールの設定内容が「❷ 機能設定」領域に表示されます。例えば「❶ プロジェクトで使用ている機能」で「System Module」を選択すると、「❷ 機能設定」には、クロック設定、ウォッチドッグタイマー設定、その他システム設定に関わるレジスタの設定をメニュー形式で行うことができます。

設定は、「❶ プロジェクトで使用ている機能」のモジュールを選択して、そのモジュールに関わる設定を「❷ 機能設定」領域で行う、ということを繰り返していきます。

なお、ピン属性の設定は、「❶ プロジェクトで使用ている機能」の「Pin Module」を選択して、「❷ 機能設定」の設定領域で設定を行いますが、もう少しビジュアルに「❸ ピン設定」で行うことができます。ここでのピンの設定方法は、次回詳細に説明します。

さらに、PICマイコンのピン設定を行うと、「❹ デバイスパッケージ」領域でマイコンの外形図上で確認することもできます。またこの領域で、ピンを右クリックしてピンの機能設定を行うこともできます。

さて、これで一通りの設定ができますが、先ほどの「❶ プロジェクトで使用ている機能」には、最低限の機能モジュールしか表示されていません。今回、ADコンバータ機能を利用したプログラムを作成します。このように、機能を追加したい場合は、「❺ デバイスが持っている機能」にそのマイコンが持つ他の機能が表示されていますので、追加したい機能モジュール名をダブルクリックして追加します。追加すると、「❶ プロジェクトで使用ている機能」に追加されます。追加された機能をクリックすると、「❷ 機能設定」の領域にその機能の設定メニューが表示されますので、そこで設定を行います。

一通りの設定が終わったら、最後に「❻ コード生成」ボタンをクリックします。クリックすると設定内容に応じたプログラムがプロジェクト内に自動生成されます。

言葉での説明はわかりづらいと思いますので、次回の記事で実際に設定を行いながら説明しますので、まずは各領域の役割を理解して、大体の作業の流れをつかんでおいていただければと思います。

また、一度自動生成したプログラムコードを、MCCで変更したいケースも出てくると思います。そのようなケースも想定して次回以降、具体的な手順を説明します。

 

更新履歴

日付 内容
2017.12.11 新規投稿