「PICマイコン電子工作入門〜応用編〜」を書き始めました。
内容
先日、「PICマイコン電子工作入門〜基礎編〜」が書き終わりましたので、これから応用編を書いていこうと思います。
内容ですが、基礎編で製作した基本的な機能を持つタイマーに、ちょっと無理やり感がありますがいろいろな機能を追加していく予定です。
応用編では、PICマイコンが持つさまざまな機能を一通り確認できるようにしてみます。第1回の記事の中で説明してありますが、以下の機能を追加していきます。
PWM
この機能を使用して、LEDの明るさを調整してみます。PWMが使えるようになると、モーターの回転速度の制御やスピーカーで音程のある音の発生制御など、いろいろと応用ができるようになります。
ADコンバータ
PIC12F1822の1つのピンに2個のスイッチを接続して、押されたスイッチに応じて電圧が異なるようにしてみます。PIC12F1822の「ADコンバータ」という機能を使用して、電圧を読み取ることによりどのスイッチが押されたかを判定し、設定時間の増減をしてみます。
EEPROM
「EEPROM」という、電源をOFFにしても消去されないメモリに設定した時間を保存する機能を追加します。
外部割込み処理
「外部割り込み処理」という機能を使用して、「スイッチが押された」などの外部状態変化があった時に、今実行しているプログラムによらずに強制的に指定した処理を実行するようにしてみます。
タッチセンサー(mTouch)
応用編の仕上げとして、タッチセンサーの実装をしてみます。PIC12F1822のタッチセンサー機能を利用して、タイマーの開始ボタンをタッチセンサーにしてみます。(PICマイコンのタッチセンサー機能は「mTouch」と呼ばれています)
プログラミングのすすめ
最近では、小学校でもプログラミングの授業の必須化が検討されています。プログラミングというと一部のエンジニアのための道具のように感じますが、必須科目として検討されているのは、プログラミングを通して、論理的思考力や問題解決能力、創造性などが鍛えられるからだと思います。
プログラミングは、プログラミング言語の入門書、例えばC言語入門などを一通り読んでもなかなか身につきません。そこで、ちょっと難しめのプログラミングに挑戦して、プログラミングの力をつけてみてはどうでしょうか。
応用編では、基礎編に比べてプログラムが複雑になってきます。自分はそれほどプログラミングが得意ではないので、応用編でサンプルで書いたプログラムは最適なものではないと思います。
機能の実装方法の説明を読んで、ぜひ自分なりのプログラミングをして力をつけてみてください。