EAGLE Version7.0.0

EAGLEの新しいメジャーバージョンがリリースされましたね。

Version7.0.0リリース

今日、EAGLE入門の補足記事を書こうと思ってEAGLEを立ち上げたら、、、Version7.0.0がリリースされてますよ、ってメッセージが。
早速ダウンロードしてざっと見たところ、アイコンボタンなどのデザインが変わっていました。EAGLEのサイトでVersion7.0.0の新機能を確認してみました。

 

Autorouter

マルチスレッド対応したとのことです。以前説明しましたが、今までは「Ripup & Retry」アルゴリズムでシングルスレッドで自動配線していましたが、Version7.0.0からマルチスレッドで複数のパラメータで並行して自動配線していくとのこと。最近のMacのCPUはマルチコアですので、Autorouterはマルチスレッドで動作しますね。

 

TopRouter

TopRouterが使えるようになったとのことです。これ、初めて聞いたのですが、説明を見ると “less points of transition” になるそうです。これって異なる面の配線をつなげるスルーホールのことなんでしょうか。これが少なくなるので、プリント基板の製造コストが以前より少なくなるとのこと。

 

Hierarchical design

「階層デザイン」ってことなんですが、ようするによく使う電子回路の要素、例えば電源安定化部分などをモジュール化して他の電子回路にすぐに使えるようにする、というものなんだと思います。規模の大きめな電子回路を組むとき、うまくモジュール化しておけば、そのモジュールを再利用して電子回路設計を効率化することができるようです。確かにEAGLE Version7.0.0では今までなかったボタンがあるんですよね。これのことなんですかね。

Module

 

Export of IDF files

IDFファイルのエクスポートができるようになったとのことです。IDFファィルって、3次元CADソフトとのやり取りを行う3D習慣フォーマット、ということらしいです。例えばEAGLEでプリント基板を一度設計して、それをIDFファイルに落として3D CADソフトに上で部品位置を調整して、それをまたEAGLEに戻す、というようなことができるようです。

3Dプリンタもかなり普及してきていますので、3D CADソフトはある程度使えるようにしておいたほうがよさそうですね。自分のツールとして使えるようにしておきたいです。

 

新ライセンス管理

今まではライセンスキーにより管理していたものを、EAGLEのライセンス購入時にハードのIDと結びつけるようにするとのことです。購入時に指定したMacのみで動作する、ということになるんですね。ただ、シングルユーザライセンスは2台までインストール可能とのことです。

 

UIデザイン変更

これが一番見た目で分かりやすいですね。ユーザI/Fをモダンにした、とのことです。確かに以前よりは今っぽい感じがします。ただ、以前のアイコンの方がいい、という人もいることを考慮して、以前のデザインも選択できるみたいです。

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